なぜオナニーをするのか 統計調査からみる日本のオナニー事情を考察

オナニー

一般的にオナニーはひとりで楽しむものです。そのため他人がどうやっているのか、何に興奮するのか、道具を使っているのかといった情報はなかなか知りえないものです。しかし、人によっては誰かとオナニーについて語ることもあるでしょう。そこではじめて知ることが自分の常識と違っていて驚くかもしれません。

このようにオナニー事情はかなりのブラックボックスとなっているんです。

そこでオナニーに関する調査・アンケートなどを引用して、オナニーの実態についてさまざまな角度から考察してみました。納得の内容もあれば意外な結果も見つかるかもしれません。ぜひお楽しみください。

本記事は以下の調査、記事を参考に考察しています。詳細な調査結果、実データ等は各媒体にて直接ご確認ください。

【参考・引用記事】
日本財団 18歳意識調査「第6回 – セックス -」調査報告書
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2018/12/wha_pro_eig_21.pdf
相模ゴム株式会社 愛のアイデア
https://www.sagami-gomu.co.jp
みんなのライフハック「@DIME」
https://dime.jp/genre/1531392/

なぜ?オナニーをする理由

オナニーする理由は人それぞれです。

単純に性的快楽を求めるためにオナニーする方、パートナーとHできないストレスを解消する方など色んな理由でオナニーを楽しんでいますよね。

そこで、なぜ?どうして人はオナニーするのか?という素朴な疑問が浮かんできたので、その理由を解き明かすためSNSを使って独自調査してみました。簡単なアンケートでしたが考察の余地はありそうだなとおもったので、あなたならなぜオナニーをするのかをイメージして読んでみて下さい。

順位男性がオナニーをする理由女性がオナニーをする理由
1位性的快楽のため性的快楽のため
2位ストレス解消のためストレス解消のため
3位パートナーがいないからセックスではイケないから
4位セックスよりも気持ち良いから人には言えない性的志向を満たすため
5位パートナーとセックスできていないからよく眠れるから

男女ともに1位は性的快感のため、2位はストレス解消でした。

気持ちいからやるというのは単純ですが納得の理由ですね。それに対してストレス解消は原因の種類が多く、それらを分類して特定していくことで、どういったストレスにさらされているケースが多いのか、そしてそれは解消されるのか、といったことも調査できそうな気がしました。

私の場合は、学生時代に受験や勉強をストレスに感じでオナニーをしていたような気がします。ふと気づいたらちんこを触っていた、ちんこを触ると妙に落ち着くという経験をされた方も少なくないでしょう。ただ、自分で言っておいてなんですが、学生の場合は性欲を持て余していたとも考えられるのでこればかりは何とも言えませんね。

また、ストレス解消が2位ということで時代の変化を感じました。あくまで個人調べの結果なので有意性は認められませんが、性に対してよりオープンな時代に移っていっているのではないでしょうか。たとえば、オナニーをセルフプレジャーと言い換えてポジティブに捉えるといった活動や、アダルトグッズの見た目を改良して手に取りやすくする、というような変化を肌で感じているからです。

こうした変化によって、オナニーは日常のひとつ、生活のひとコマであるという認識が広まった結果、スポーツやカラオケのような発散する場としての立ち位置を得たのではないかと思います。

一方で、3位以下にみられる「セックスではイケない」「セックスよりも気持ちいい」という理由からは、オナニー=快感、セックス=コミュニケーション、という若い世代、特にZ世代に顕著にみられる人との柔らかな接触を端的に表しているようにも感じました。アダルトグッズの進化もオナニー=快感を後押ししているのかもしれないと考えると、いちオナニストとしては今後の新製品にも期待が高まります。

関連記事 【男女別】オナニーの人気おかずランキング 20選

 

 

18~19歳のオナニー経験・未経験者の割合

引用 日本財団 18歳意識調査「第6回 – セックス -」調査報告書(https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2018/12/wha_pro_eig_21.pdf)

これは日本財団が18~19歳の男女を対象に行った調査結果です。

性に対して最も興味を示す年代ですが、男性の約10%がオナニー未経験者です。女性に限っては58%と半数以上の方がオナニーを経験していません。女性は男性よりもませているといわれますが、オナニー事情に限っては当てはまらないことが判りました。

 

 

年代別のオナニー経験・未経験者の割合

引用 6人に1人が経験なし!?Z世代男性のマスターベーション事情(https://dime.jp/genre/1531392/)

全国の男性2,000名を対象に、オナニー経験の有無を年代別にまとめたグラフです。グラフは上記からの引用です。

みなさんの想像と比べてどうでしたか。私が気になったのは25~35歳の未経験9.20%です。これ、結構多いような気がしたんですよね。というのも年齢的に性的なことに一切触れてこなかったというのは難しいように思いますし、恥じらいから未経験と答えるのもピンときませんでした。

となると本当に未経験が9.20%もいる、ということなのでしょうか。調査内容の取扱い次第ですが、白紙のような無効回答が未経験扱いになるならギリギリ納得できるかなという割合だと感じます。または常にパートナーかセフレがいる状態なのかもしれません。

次に気になる25歳未満を考えてみましょう。Z世代を含むポストミレニアル世代ですね。デジタルネイティブとも言われるように、インターネットと共に育ってきた世代ですからおかず探しに困ることはないでしょう。しかし、数値を見る限り未経験の割合はどの世代よりも高いです。

これについては年代を考えれば恥じらいによる回答も十分考えられます。また、ネットで流行った俗説を鵜呑みにしてオナ禁生活をしていることも考えられます。この場合はポジティブなアプローチの結果ともいえますが、反対に快楽にたいして忌避感を持っているケースはより根深い問題を抱えているかもしれません。

関連記事 男性のオナニーのやり方 50種類を解説

 

 

オナニー頻度を男女別に集計

オナニーのやりすぎは体によくないと言いますが、この件に関しては医学的根拠に基づかない俗説も多いため、必ずしもやってはいけないとは言えません。まあなんでもやり過ぎは良くないのは想像に難くないので、そこは常識的に判断したいところですね。

これを踏まえて、実際のところオナニーの頻度に適切というのはあるのでしょうか。

あくまで私見ですが、ストレス過多や集中力の欠如、健康状態に影響しない範囲であれば問題ないのではないでしょうか。これは体力をはじめ個人差が大きいと予想されますので、一括りにするのは難しいように感じます。なので、心身ともに余裕をもってコントロールできるのであれば適切な頻度と言えると思います。

しかし、こうした個人差があることでも大きなデータが取れれば分かるはず!ということで、年代別に1ヶ月あたりのオナニーの頻度を調査したグラフを、コンドームで有名な相模ゴム工業さんの公式サイトより引用します。

引用 相模ゴム工業株式会社(https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex2018/03_other_sex.html)

男女ともに年齢が上がるほどにオナニー頻度は減少していますが、これは性欲減退や加齢にともなる体力の低下など自然な理由が考えられますのでおかしいことはないでしょう。むしろ、男性60代で月2.7回平均といのはなかなか精剛だなぁと感心しました。

注目したのは同世代の男女比です。

20代・30代どちらも5倍近く開きがあります。20代男性は2~3日に1回オナニーしているのに対して、女性は10日に1回程度と大きく差があり、30代に入るとその差は更に開きます。ストレスが掛かりやすい新入社員時期を含めた20代でも少ないところを見ると、オナニーはストレス解消手段のひとつではあるものの、選択肢としてはそれほど有力ではないように思います。

あくまでオナニー頻度の比較だけなので、セックスの頻度を比べると男女逆転しているかもしれません。それでもグラフを見る限り、女性の性に対するオープンさは男性よりもやや難しいもの、という印象を受けました。

 

 

都道府県別 オナニー頻度ベスト5/ワースト5

ケンミン性の違いといえば方言、食べ物、エスカレーターの立ち位置とさまざまありますが、オナニーにも同じことが言えるのではないでしょうか。

ということで、都道府県別にオナニー頻度を比較してみましょう。

楽天リサーチ株式会社が調査した「オナニー国勢調査」は全国の15歳-64歳の男性対象にインターネットアンケートを行いました。サンプル数は5,279人です。

オナニー頻度 ベスト5オナニー頻度 ワースト5
順位県名週平均順位県名週平均
1位神奈川県3.77回1位徳島県1.95回
2位静岡県3.45回2位山形県2.10回
3位兵庫県3.65回3位山口県2.32回
4位鳥取県3.37回4位大分県2.36回
5位長崎県3.39回5位岡山県2.43回

引用 株式会社TENGAヘルスケア(https://tengahealthcare.com/special/report/#file01)

最もオナニー頻度が高い県は神奈川県です。湘南の海はナンパのメッカです。可愛い水着の女の子を目にする機会も多いので、「今日は抜こう」と考える男性が多いのかもしれません。湘南の開放的な景色が女の子の気持ちも開放的にし、オナニーしたい気持ちを後押ししているとも考えられます。

反対に最もオナニー頻度が高い県は徳島県でした。土地柄的には自然も多く場所によって神奈川県よりも豊かなくらいでしょう。世界的にも注目される「阿波踊り」はとても賑やかで明るい祭りですから、その印象からするとワースト1位は意外な結果でした。あくまで予想ですが、「阿波踊り」など伝統的な祭りや風習を重んじるからこそ、性的な話題に対してはオープンな雰囲気ではないのかもしれませんね。日本人らしい奥ゆかしい魅力も備えているケンミン性ということかもしれません。

 

 

オナニーに掛ける月平均の金額アンケート

引用 6人に1人が経験なし!?Z世代男性のマスターベーション事情(https://dime.jp/genre/1531392/)

各年代の男性が18~26歳当時にオナニーにかけていた月平均額のグラフです。お金をかける対象はAV、アダルトグッズ、エロマンガなどです。

顕著に数値が高いのは25歳未満の70%を占める「お金をかけない」です。25~35歳を皮切りにグンと割合が高くなっていて、ネット環境、デジタルコンテンツの充実が影響しているように思います。

同じく25歳未満、25~35歳では「1,000円未満」「1,000円~5,000円」が他の年代よりも低くなっていて、「10,000円以上」が割合を伸ばしています。お金をかける層とかけない層の2極化が進んでいるように見えますね。

以前に比べ、若年層は性にお金をかけることに消極的に見えますが、セックスをするときは相手が気持ち良くなることを優先する傾向があるとも言われています。オナニーでも快感は得られますが、相手のいるセックスや前戯で気持ち良くさせることに性の価値を見出しているからこその結果なのかもしれません。

 

 

オナニーの姿勢 人気ランキングベスト5

順位男性の姿勢 ベスト5女性の姿勢 ベスト5
1位イス・座椅子に座るイス・座椅子に座る
2位仰向けに寝る仰向けに寝る
3位横向きに寝るうつ伏せ
4位あぐらで座る横向きに寝る
5位うつ伏せ脚ピン

オナニーしているときの姿勢についてX(旧Twitter)でアンケートを実施しました。

1位は「イス・座椅子に座る」でした。私はベッドで仰向け派なので、座った姿勢でオナニーをする派が多いのは意外でした。しかも男女ともに1位だったので、盗撮AVでよくある「ベッドでオナニー」のシーンの信憑性がやや下がったように思います。

2位以降は私と同じ寝る姿勢派が多く安心しました。ちなみに女性の第5位「脚ピン」ですが、私もイキそうになると無意識に脚ピンしていることがあるので気持ちは分かります。ただ、特に男性の場合はセックスでイキづらくなると言われているので気を付けたいですね。

 

 

オナニーに欠かせないおかずは何?

引用 【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020調査結果報告書(https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/report.pdf)

調査結果より一部抜粋して引用しました。

全体では「アダルト動画(実写)」が目立ちますが、これは男性の数値が極端に高く、女性だけでみると「マンガ」「妄想」「特にない」と散っているのが分かります。特に女性の「特にない」は男女を比較して2番目に高い結果となっています。

男性は「アダルト動画(実写)」「エロアニメ」といった動的コンテンツを好む一方、女性は「マンガ」「妄想」などの静的コンテンツを好む傾向が見て取れました。

年代別にみると20代~30代までは男女ともに比較的活発な回答が得られましたが、50代以降になると特に女性は「特にない」の回答率が高く、性をタブー視する風潮の強い年代であることが影響したと考えられます。

 

 

オナニーに関するコミュニケーションは誰としている

引用 株式会社TENGAヘルスケア(https://tengahealthcare.com/special/report/#file05)

全国の15-64歳の男性を対象にしたアンケート結果です。

オナニーについてコミュニケーションをする相手がいないと回答した人が全体の71.1%も締めています。これはオナニーのやり方を間違えて覚えてしまうと、膣内射精障害になるリスクがあるのであまり望ましい状況ではありません。たとえばよく原因にあげられる「床オナ」はリスクがあることを知らずにやっている可能性も十分あるので、正しいオナニーのやり方を学ぶ機会を保健の授業などで得られると安心ですね。

私の場合は、学生時代にふざけ半分でオナニー話題をよくしていたこともあり、スタンダードなやり方は共有されていたように思います。いまはネットを通じて情報が自然と入ってくるので「知る機会」という面では以前よりも改善されているでしょう。ただ、正しいやり方よりも刺激の強いモノに興味を惹かれるでしょうから、必ずしも有効とは言えないかもしれません。

また、いまはコミュニケーションツールも多様化しています。SNSを通じたやりとりで学ぶ機会ももしかしたらあるかもしれません。かなりグレーな内容ですが、このあたりも深堀できると面白くなるような気がします。

このアンケートは日本国内を対象にしていますから、国外で確度の高い同様のアンケート結果が得られれば、日本の男性のオナニー事情が世界と比べてどうなのかが見えてくるでしょう。

 

 

オナニーQ&A

皆さんが普段から感じているオナニーに関する質問に答えます。オナニーの困り事は気軽に相談できないので、悩みを解決してスッキリした気分でお楽しみください。

Q1.オナニーするのはいけない行為?
オナニーしたいと感じることはごく当たり前のことですのでいけない行為ではありません。

Q2.皆さんはどんなインターフェイスでオナニーしているのですか?
大半の方がスマホを活用してオナニーしています。ただし年齢が高くなるにつれてPCの使用率が高くなっています。

Q3.スマホでオナニーする人が多い理由は?
PCと違ってプライベート空間に持ち込みやすいからです。ここ数年でVRエロ動画が多くなったことも影響しています。

本記事は以下の調査、記事を参考に考察しています。詳細な調査結果、実データ等は各媒体にて直接ご確認ください。

【参考・引用記事】
日本財団 18歳意識調査「第6回 – セックス -」調査報告書
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2018/12/wha_pro_eig_21.pdf
相模ゴム株式会社 愛のアイデア
https://www.sagami-gomu.co.jp
みんなのライフハック「@DIME」
https://dime.jp/genre/1531392/

 

タイトルとURLをコピーしました