ブックメーカーオッズの見方や計算方法

ブックメーカー記事

この記事では『オッズ』についてまとめています。

ブックメーカーを利用するにあたって必須の知識となるのが『オッズ』。『オッズ』の理解をおざなりにして、ブックメーカーで利益を上げることはできません。

そこで、この記事では、『オッズ』に注目し、その見方や計算方法について説明します。

ブックメーカーの『オッズ』とは?

『オッズ』とは、簡単に言えば払い戻しの倍率のことです。

『オッズ』が高ければ高いほど、大きな払い戻しを得られ、オッズが低ければ低いほど、得られる払い戻しは小さくなります。

また、『オッズ』が高い事象ほど的中が難しく、『オッズ』が低い事象ほど、的中しやすいという特徴もあります。

『オッズ』の高低により、どのような違いが生まれるのか、簡単に整理しましょう。

オッズ払い戻し的中率
低い小さい高い
(その事象は起こりやすい)
高い多い低い
(その事象は起こりにくい)

つまり、低い『オッズ』はローリスク・ローリターン、高い『オッズ』はハイリスク・ハイリターンのベットであるということが言えます。

『オッズ』の根拠

オッズは通常、以下のような決まり方をしていきます。

『オッズ』の決まり方
実現可能性が「高い」と思われている事象 → オッズは「低下」
実現可能性が「低い」と思われている事象 → オッズは「上昇」

例えば、サッカー天皇杯で「川崎フロンターレ VS 明治大学」の試合が開催されるとしましょう。

J1でも上位の川崎フロンターレと、アマチュア(大学生)の明治大学の対戦のため、多くの人は「川崎フロンターレが勝つだろう」と考えるはずです。

すると、「川崎フロンターレ勝利」にベットが集まり、その結果として

川崎フロンターレ勝利 : 低オッズ(こっちが勝ちそうだから)
明治大学勝利     : 高オッズ

という風になっていくでしょう。

しかし、必ずしもそのように決まるわけではありません。ほかにも、ブックメーカーのオッズは以下のような根拠をもとに決められていくのです。

「オッズコンパイラー」による操作

ブックメーカーには、オッズ設定の専門職にあたる「オッズコンパイラー」というスタッフがいます。

この「オッズコンパイラー」が、自身の経験や主観、さらに市場の動向などを踏まえて、オッズを設定していくのです。

オッズコンパイラーの存在は、ブックメーカーの運営において非常に重要です。なぜなら、

「オッズコンパイラー」の役割
多くのプレイヤーが魅力に感じるような『オッズ』を提供する
胴元であるブックメーカーに利益が出るように『オッズ』を提供する

この2つのポイントを満たせるように、オッズを設定しなければならないから重要なんです。

例えば、サッカー「日本代表 VS ブラジル代表」の試合について考えます。この時、多くの人は「ブラジル代表勝利」を予想し、ベットすることでしょう。

たしかに、ブラジル代表が勝利する確率は非常に高いですね。そのため、多くのプレイヤーがベットを的中させ、賞金を獲得していくはずです。

しかし、ブックメーカー側としては、損失を出したくないですよね。(プレイヤーのベットが的中すれば、すなわちそれはブックメーカーの損失になります)

そこで、少しでもプレイヤーへの払い戻しを小さくするために、ブラジル代表勝利のオッズを最小限に設定すると考える人がいるかもしれません。

すると、確かに大きな払い戻しという支出を避けることはできます。しかし、その場合、より高オッズな他社にベットが流れ、一切のベットが集まらないという結果を生んでしまう可能性があるのです。

オッズ設定のバランス
・ユーザーは確実に勝てる『オッズ』にベットしたい
・ブックメーカーは払い戻し(オッズ)を小さくしたい
・『オッズ』が小さいと他のブックメーカーに人が流れる

これでは望ましいオッズ設定とは言えません。そのため、「オッズコンパイラー」は、プレイヤー及びブックメーカー双方のニーズをうまく満たせるよう、『オッズ』の設定を行っているのです。

『オッズ』の見方・計算方法

『オッズ』には、以下の3種類の表示形式があります。

『オッズ』の表示形式
・ヨーロピアンオッズ(デシマルオッズ)
・フラクショナルオッズ
・アメリカンオッズ

どのオッズの表示形式が採用されるかは、ブックメーカーにより異なります。また、自分自身で好きな形式に変更できることも多くあります。

それぞれのオッズの見方について、深掘りしていきましょう。

ヨーロピアンオッズ(デシマルオッズ)

「ヨーロピアンオッズ」は、日本人にとって一番馴染みやすいオッズの表示形式と言われています。

「ヨーロピアンオッズ」とは
表示形式:小数
払い戻し金額:ベット金額を含んだ金額

たしかに分かりやすいですね。

実際の金額でみてみましょう。「ヨーロピアンオッズ」で「3.50倍」というオッズがあり、ここに100ドルベットしたとします。

このベットが的中した場合には、

・払い戻し金額:350ドル
・利益:250ドル(=350ドル-100ドル)

となります。

「ヨーロピアンオッズ」表記が選択できるブックメーカー
・10bet
・ピナクルスポーツ
・188bet
・1xbet
・ウィリアムヒル
・Bwin
・888スポーツ
・Bet365
・SBOBET
・Netbet
・チェリースポーツ
・カジノエックス
・HappiStar

フラクショナルオッズ

「フラクショナルオッズ」は、初心者にはあまりオススメできない表示形式です。

「フラクショナルオッズ」とは
表示形式:分数
払い戻し金額:ベット金額を含まない金額

実際の金額でみてみましょう。「フラクショナルオッズ」で「1/4」というオッズがあり、ここに100ドルベットしたとします。

このベットが的中した場合には、

・払い戻し金額:125ドル(ベット金額は含みません)
・利益:25ドル(=100ドル×1/4)

となります。

ちなみにこのオッズを「ヨーロピアンオッズ」に換算した場合は「1.25倍」ということになります。

「フラクショナルオッズ」表記が選択できるブックメーカー
・10bet
・1xbet
・ウィリアムヒル
・Bet365
・Netbet
・チェリースポーツ

アメリカンオッズ

「アメリカンオッズ」は、その名の通りアメリカで最も利用されている表示形式です。

「アメリカンオッズ」とは
表示形式:整数(プラスとマイナスそれぞれ)
払い戻し金額:ベット金額を含まない金額

アメリカンオッズは、若干複雑です。特にマイナス表記に注意してください。

実際の金額を例に見てみましょう。

「+150」とオッズが表記されているとしましょう。この場合、100ドルをベットすれば、150ドルの利益を得られる、つまりトータルで250ドルの払い戻しを受けられるということになります。

また、「-150」とオッズが表記されているとしましょう。この場合は、150ドルをベットすれば、100ドルの利益を得られる、つまりトータルで250ドルの払い戻しを受けられるということになります。

簡単にまとめるとこんな感じです。

「アメリカンオッズ」の表記
+表記(ポジティブ)の場合、100ドルベットした時の利益
-表記(ネガティブ)の場合、100ドルの利益を得るために必要なベット額

少し難しいのですが、慣れてしまえば、「逆にアメリカンオッズの方がやりやすい」と感じる方も多くいます。

いくらの払い戻しを受けられるのか、計算をせずに把握できるので、結構便利なんです。

「アメリカンオッズ」表記が選択できるブックメーカー
・10bet
・ピナクルスポーツ
・1xbet
・ウィリアムヒル
・Bet365
・Netbet
・チェリースポーツ
・HappiStar

還元率

還元率は、ギャンブルにおける稼ぎやすさを表した数値で、非常に重要な情報となります。還元率が高ければ高いほど稼ぎやすく、逆に還元率が低ければ稼ぎにくい状態を表しています。

この還元率は、ブックメーカー全体で見ればおよそ95%程度と、パチンコや競馬に比べて高く設定されています。

実はこの還元率は、1つひとつのベットにおいても算出することができるのです。

還元率の算出方法
還元率=(各オッズの逆数の和)の逆数

2度「逆数」という言葉が登場して、非常に分かりづらいですね。簡単な例を用いて、具体的に説明しましょう。

サッカーJ1リーグ「FC東京 VS 浦和レッズ」の試合で、以下のようなオッズが設定されているとします。

・FC東京勝利:3倍
・引き分け:60倍
・浦和レッズ勝利:90倍

まずは、それぞれのオッズの「逆数」を取ります。

・FC東京勝利:30
・引き分け:38
・浦和レッズ勝利:53

それぞれの「逆数」の和は、「0.30+0.38+0.53=1.21」

この「1.21」の逆数は、「0.82」となります。よって、この「FC東京 VS 浦和レッズ」の還元率は82%です。

例えば、100人のプレイヤーがそれぞれ100ドルずつ、いずれかにベットした場合、

・プレイヤーのトータル取り分:8200ドル
・ブックメーカーの取り分:1800ドル

という数値に近い結果となるのです。還元率が100%を下回る限り、胴元であるブックメーカー側は、ベットされる金額が大きくなれば大きくなるほど、利益を増やしていくことができます。

『オッズ』の注意点

ブックメーカーで稼ぐためには、『オッズ』の高いベットで的中させることが非常に重要です。しかし、なかなか簡単なことではないので、小さな『オッズ』でも確実に的中させ、利益を増やしていくことも大切。

とにかく『オッズ』と上手に付き合わないことには、ブックメーカー投資はうまくいきません。だからこそ、『オッズ』については正しい認識を持っておく必要があります。

『オッズ』=「確率」、ではない

『オッズ』は高ければ高いほど、事象は起こりにくく、逆に『オッズ』が低ければ低いほど、事象は起こりやすいということを説明しました。

例えば、Aという事象の『オッズ』が3倍、Bという事象の『オッズ』が1.5倍だとしましょう。この時、Bの方が起こりやすいというのは、『オッズ』から読み取ることができます。

しかし、それはあくまでも過去のデータや「オッズコンパイラー」の主観や経験則から導き出された数値に過ぎません。

実際に、オッズの比率は「2:1」ですが、事象の起こりやすさは逆に「1:2」になっているのかと言えば、そんなことはありません。

スポーツの試合は、裏か表かの2択であるコイン投げとは違います。だからこそ、きちんと最終結果に影響を及ぼす様々なファクターを参考にして、ベットを行うことが肝心なのです。

『オッズ』に惑わされず、できる限りの情報収集と分析が着実な勝利を引き寄せます。

『オッズ』は変動する

ベットが確定するまでは、『オッズ』は変動し続けます。そのため、今あなたが見た『オッズ』が、必ずしも真実を示しているとは限りません。

「とにかく低いオッズで着実に稼ごう」と考えているあなたが、低い方の『オッズ』にベットしたとしましょう。

しかし、実はあなたが選んだ方の『オッズ』が低かったのは、たまたまあなたが見たタイミングだけで、「最終オッズ」はかなり高くなっていた、なんていう可能性もあり得ない話ではないのです。

やはり、『オッズ』だけに惑わされず、きちんと情報を収集した上でベット戦略を立てることが重要になります。

まとめ

オッズについて理解することは、ブックメーカーで稼いでいくためには必須です。

この記事で紹介した3種類のオッズのほかに、ホンコンオッズ、マレーオッズ、インドネシアオッズなどが利用できる場合もあります。

初心者としては、まずデシマルオッズについての理解を深めておくのがいいでしょう。デシマルオッズは、基本的にどのブックメーカーでも選択することができます。

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